ケアマネとの付き合い方
介護が始まると、不安や迷いは一気に増えていきます。
「誰に相談したらいいの?」「今のケアマネで大丈夫?」
うまく気持ちを伝えられなかったり、話しにくいと感じたりすることも、決して特別なことではありません。
このサイトでは、介護をしているご家族の立場から、ケアマネとの付き合い方や介護サービスの考え方を、やさしい言葉で整理しながら、無理をしすぎない介護のヒントをお伝えします。

目次
1. 「話を聞いてもらえていない」と感じたとき
2. 専門用語が多くて理解できないとき
3. 希望や不満を言いづらいとき
4. 提案が少ない・系列の事業所ばかり勧められるとき
5. 連絡が取りにくい・返事が遅いとき
6. 家族の負担を分かってもらえていないと感じたとき
7. どうしても相性が合わないと感じたとき
8. まとめ
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1.「話を聞いてもらえていない」と感じたとき
よくある悩み
• 相談しても、流れ作業のように感じる
• 気持ちより、制度の説明ばかりになる
家族ができる対処法
👉 「一番困っていること」を最初に伝える
伝え方の例
「制度の説明も大切なのは分かっていますが、
今日は“今いちばん困っていること”を聞いてほしいです」
実はこれ、ケアマネにとってもとても大事な情報です。

実は、ケアマネも「正解が分からず悩んでいる」
現場で多くのケアマネを見てきましたが、自信満々でやっている人ばかりではありませんでした
ただ、ケアマネが自信なさげだとみんなが不安になるので、はったりです。内心は…。
「この提案で本当にいいのか」
「家族はどう感じているのか」
迷いながら支援している人も場合も多いのが現実です。
だからこそ、家族の本音を伝えてください。ケアマネも、嬉しいです❣
________________________________________ 2.専門用語が多くて理解できないとき
よくある悩み
• デイサービス?デイケア?何がどう違うの?
• 分からないけれど、聞き返せない
• 後から「結局どういう意味?」となる
こんなときは…
👉 その場で、正直に聞きましょう。
伝え方の例
「すみません、介護が初めてで…。
もう少し簡単に教えてもらえますか?」
ケアマネにとっては当たり前の言葉でも、
家族が分からないのは自然なことです。
あとで聞こうと思っても、
分からない言葉は覚えられません。
分からないと感じた“その時”に聞くことが大切です。
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3.希望や不満を言いづらいとき
よくある気持ち
• わがままだと思われそう
• 迷惑をかけたくない
• 今後の関係が気になる
こうしましょう
👉 「不満」ではなく「希望」として伝える
伝え方の例
「できれば、家族の負担がもう少し軽くなる形を、
一緒に考えていただけると助かります」
希望を伝えることは、クレームではありません。
ただ“希望を共有している”だけです。
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4.提案が少ない・系列の事業所だけ勧められるとき
よくある悩み
• 「できます・できません」で話が終わる
• 他の選択肢を教えてもらえない
• ケアマネの所属する系列事業所ばかり勧められる
👉 家族ができる伝え方の例
• 「他にも方法やサービスはありますか?」
• 「この近くには、他にどんな事業所がありますか?」
• 「同じようなケースでは、どうしている方が多いですか?」
質問の仕方で、得られる情報量は大きく変わります。
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5.連絡が取りにくい・返事が遅いとき
よくある悩み
• 電話をしてもつながらない
• 急ぎなのに返事が来ない
対処のポイント
• 早い段階で「連絡が取りやすい曜日・時間帯」を確認する
(本来はケアマネ側が配慮すべき点ですね)
• 期限や緊急度を伝える
o 「今日中に分かると助かります」
o 「急ぎではないので、次回でも大丈夫です」
• 電話以外の連絡方法を持つ
o メールやSMSの活用

実はケアマネも、
「いつ家族に連絡したらいいか」迷っていることが多いのです。
特にお仕事をされているご家族には、
ドキドキしながら電話をかけています。
私も電話の最初の言葉はいつも「今、大丈夫でしょうか?」
と伺って、本題に入ります。
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6.家族の負担を分かってもらえていないと感じたとき
よくある困りごと
• 本人中心で話が進む
• 家族が限界なのに、気づいてもらえない
• 本人の希望ばかりが優先される
大切なこと
👉 家族の限界は、言葉にしないと伝わりません
伝え方の例
「実は家族としてかなり疲れていて、
このままだと続けるのが難しい状況です」
家族の状態を知ることも、
ケアマネの大切な仕事のひとつです。

家族が遠慮しすぎると、実は支援がズレていく
「言わなくても分かってほしい」そう思う気持ちは自然です。
でも、家族が我慢していることは、
外からは本当に分かりません。
結果として、
「本人の希望ばかりが進んでしまう」
という状態になることもあります。
私、思っています。「あと一歩、前に出て手を伸ばす」と言う事を。
家族の方も、一歩踏み出してみてください。必ず答えます
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7.どうしても相性が合わないと感じたとき
こんなサインはありませんか?
• 話しにくい
• 価値観が合わない
• 言葉遣いや態度が上から目線に感じる
相性が合わないことは、悪いことではありません。
家族が知っておいてほしいこと
👉 ケアマネは変更できます
ケアマネも同じ「人」です。
相性の良し悪しは、どうしてもあります。
我慢し続ける必要はありません。
相性の合うケアマネに変わることで、
介護がぐっと楽になることもあります。
ケアマネ変更は“失敗”ではありません
管理者として言えるのは、
ケアマネ変更は珍しいことではない、ということです。
変更後に
「もっと早く変えればよかった」
と言われるご家族も少なくありません。
合わないまま続けることの方が、
家族にも本人にも負担になります。
ケアマネに言いにくかったら、包括支援センターに相談しても大丈夫
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8.まとめ
ケアマネは、遠慮する相手ではありません。
ケアマネとの関係で生じる困りごとの多くは、
実は「制度」ではなく、
「コミュニケーション」から生まれます。
• 我慢しすぎないこと
• 分からないままにしないこと
• 自分(家族)の気持ちも大切にすること
ケアマネは、介護を一緒に進めるパートナーです。
上手に頼りながら、
無理のない介護を続けていきましょう。


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